2004年 11月 12日
カヌヒャン |
■とっくに戻ってましたが、予想外に早く届いた荷物の整理でとっ散らかって、店がゴミおばさん状態でテンパってました。ようやくかたづいた。
■今回お世話になった年長の友人、カヌヒャンは長年の引きこもりからリハビリでオレンジのスーツ着て部下付きサラリーマンになったと思ったら、いきなり転職でバンコクに行ってしまったという極端な人だ。伸ばすと2mを超えると噂される猫背に、くわえタバコが似合うニヒルな男でもある。駐在はじめてまだ一年経ってないけど、カヌヒャンのタイ語はかなり上達していた。どのくらい上達したかというと、食堂で灰皿くれって何回頼んでも全然通じなくて「は?」って聞き返されちゃうのに、ゴーゴーバーでは「あのスケスケ天井の二階で踊ってるミニスカの娘達はノーパンなのかね」とか、難なく尋ねてしまうほどの上達ぶりだ。
■知り合いと一緒に住んでるということだったので、マンションかなんかシェアしてんだろーなあ俺の布団あんのかなあと心配してたら、カヌヒャン宅はメイドつきの豪邸でびっくりした。その豪邸の芝生の上を、メイドが勝手に飼ってる犬がうるせーっつって、カヌヒャンがペットボトル振り回して追い掛けてた。すんげー機敏な動きで。知り合って十数年、カヌヒャンが時速2km以上で動いてんのはじめて見たから感動した。こたつの上に缶ビールの空き缶がびっしり並んでっとこからビタ一文動かないというのがカヌヒャンのイメージだからね。クララが立った!!どこの騒ぎじゃないよ。熱帯の力はすごいね。
大豪邸 さぼっていたわけではない
■で、ゴーゴーバーだ。簡単に説明すると、お立ち台の上で水着のきれいな姉ちゃん(含ニューハーフ)が踊ってんのをビール飲みながら物色して、好きな子持ち帰って煮るなり焼くなりはめるなりしてくれいという分かりやすい仕組み。俺もカヌヒャンも根暗なインポだから、ほんとにただビール飲んでるだけなんだけどね。ゴーゴーバーは女の子のお持ち帰り代がメイン収入だからビール代はその辺の飲み屋よりぐっと安いそうで、カヌヒャンはビール安く飲みにたまに来るっていってた。姉ちゃんが踊ってんの見ながら安ビールっつーのは確かにお得だね。だから、お姉ちゃんが「ねえーんコーラおごってぇん」とかいって太ももさすりに来ても「なんか用か」つってすごく邪険に扱ってた。ヤな客だなあ。そんな有様なので、俺たちはゲイカップルと思われてた模様。
カヌヒャンのなすがまま、スケスケ天井、おかまの殿堂、掃き溜めロックの三軒行きましたが、「どっかうらぶれたとこ行こう」つって見つけた掃き溜めロックはすごく良かった。
周りはどこも四つ打ち系なのに、そこだけイーグルスとかボブディランで、そんなんでエロく踊れるわけねえよなあという感じで、お姉ちゃんたちもやる気ゼロ。俺らほったらかしだから居心地がいい。俺らの後ろで、ばかでぶよぶよの白人中年がただ一人、半裸&超ノリノリで踊ってた。カウンター内ではパンチョ伊藤そっくりのヤリ手ババアがどーでも良さそうにタバコ吸ってて、踊ってる子がたまに俺らと目が合うと、「どう?このバアさんと一発?」みたいなジェスチャーをかましてくれる。持ちネタなんだろうな、みんなの。なんてヌルくていい場所なんだ。とか思ってたら、やる気ゼロ集団の中に、突然私服で異常に踊りがうまい中学生くらいの女の子が混ざってきて、ここの娘かなあ門前の小僧習わぬ経を読むだなあと感心してたら、はじっこにいたデッパのビルゲイツみたいなロリコンの連れだった。逮捕だ。またそいつがモテなそうなイイ顔してんだよ。オレゴン州立畜産大学トップで卒業みたいな。そのまた奥では女の子が水着のまんま席で寝てた。なんかこーゆーダメ映画あったなあと錯覚させるような、完璧な場所でした。今回イチの収穫。
■あとはカオサン通り見てきた。自分探しに精を出すダメな若者たちが集まる安宿街。ここ、同じダメでもつまんねーダメという雰囲気の場所で、白人向けにケチャップのチャーハン出す店が軒連ねるみたいなさ。あんまり好きじゃないから基本的には行かないんだけど、昔はプッシャーがうろうろしてたカオサンが、今じゃお洒落なタイのカップルのデートスポットだというので、どんだけ変わったのか見に行った。まあ、食堂だったとこがバーガーキングになってたり、こ洒落たショッピングセンターみたいのができてたりしたけど、そーんなに変わったという程でもなかった。ただ、前は表通りとつながってた日本人宿の一角が、ビルができて隔離されて、さらに陰の気が充満してた。吹き溜まり。そこで「いやー俺はね食道楽だから」なんて大声で若いやつに語ってるダメジジイバックパッカーとかいて、うっわーキチーと思って走って逃げた。とはいえ、初めて旅に出てここに来たころのことなんか思い出して、おじさんちょっとおセンチになったりもしたけどね。
■で、お前仕事したんかよということですが、誰にいっても「仕事?遊び行くだけだろ?」と鼻で笑われる我が身の不甲斐無さが腹立たしいので詳細は略。昼間は汗だくで動き回っていたんだよ。
■頭にノリ貼ったみたいな頭してたからバカで組し易いと思われたようで、よくタイ人のおっちゃんに話しかけられた。そんな頭も、さっきお隣でアフターケア無料ということで、普通の丸刈りに直してもらってきたからおさらばだ。
■56kのアナログ回線でここ見てるカヌヒャン、今回は色々とありがとうございました。コップンカップノムヤイヤイクワイヤイ。
■今回お世話になった年長の友人、カヌヒャンは長年の引きこもりからリハビリでオレンジのスーツ着て部下付きサラリーマンになったと思ったら、いきなり転職でバンコクに行ってしまったという極端な人だ。伸ばすと2mを超えると噂される猫背に、くわえタバコが似合うニヒルな男でもある。駐在はじめてまだ一年経ってないけど、カヌヒャンのタイ語はかなり上達していた。どのくらい上達したかというと、食堂で灰皿くれって何回頼んでも全然通じなくて「は?」って聞き返されちゃうのに、ゴーゴーバーでは「あのスケスケ天井の二階で踊ってるミニスカの娘達はノーパンなのかね」とか、難なく尋ねてしまうほどの上達ぶりだ。
■知り合いと一緒に住んでるということだったので、マンションかなんかシェアしてんだろーなあ俺の布団あんのかなあと心配してたら、カヌヒャン宅はメイドつきの豪邸でびっくりした。その豪邸の芝生の上を、メイドが勝手に飼ってる犬がうるせーっつって、カヌヒャンがペットボトル振り回して追い掛けてた。すんげー機敏な動きで。知り合って十数年、カヌヒャンが時速2km以上で動いてんのはじめて見たから感動した。こたつの上に缶ビールの空き缶がびっしり並んでっとこからビタ一文動かないというのがカヌヒャンのイメージだからね。クララが立った!!どこの騒ぎじゃないよ。熱帯の力はすごいね。
大豪邸 さぼっていたわけではない
■で、ゴーゴーバーだ。簡単に説明すると、お立ち台の上で水着のきれいな姉ちゃん(含ニューハーフ)が踊ってんのをビール飲みながら物色して、好きな子持ち帰って煮るなり焼くなりはめるなりしてくれいという分かりやすい仕組み。俺もカヌヒャンも根暗なインポだから、ほんとにただビール飲んでるだけなんだけどね。ゴーゴーバーは女の子のお持ち帰り代がメイン収入だからビール代はその辺の飲み屋よりぐっと安いそうで、カヌヒャンはビール安く飲みにたまに来るっていってた。姉ちゃんが踊ってんの見ながら安ビールっつーのは確かにお得だね。だから、お姉ちゃんが「ねえーんコーラおごってぇん」とかいって太ももさすりに来ても「なんか用か」つってすごく邪険に扱ってた。ヤな客だなあ。そんな有様なので、俺たちはゲイカップルと思われてた模様。
カヌヒャンのなすがまま、スケスケ天井、おかまの殿堂、掃き溜めロックの三軒行きましたが、「どっかうらぶれたとこ行こう」つって見つけた掃き溜めロックはすごく良かった。
周りはどこも四つ打ち系なのに、そこだけイーグルスとかボブディランで、そんなんでエロく踊れるわけねえよなあという感じで、お姉ちゃんたちもやる気ゼロ。俺らほったらかしだから居心地がいい。俺らの後ろで、ばかでぶよぶよの白人中年がただ一人、半裸&超ノリノリで踊ってた。カウンター内ではパンチョ伊藤そっくりのヤリ手ババアがどーでも良さそうにタバコ吸ってて、踊ってる子がたまに俺らと目が合うと、「どう?このバアさんと一発?」みたいなジェスチャーをかましてくれる。持ちネタなんだろうな、みんなの。なんてヌルくていい場所なんだ。とか思ってたら、やる気ゼロ集団の中に、突然私服で異常に踊りがうまい中学生くらいの女の子が混ざってきて、ここの娘かなあ門前の小僧習わぬ経を読むだなあと感心してたら、はじっこにいたデッパのビルゲイツみたいなロリコンの連れだった。逮捕だ。またそいつがモテなそうなイイ顔してんだよ。オレゴン州立畜産大学トップで卒業みたいな。そのまた奥では女の子が水着のまんま席で寝てた。なんかこーゆーダメ映画あったなあと錯覚させるような、完璧な場所でした。今回イチの収穫。
■あとはカオサン通り見てきた。自分探しに精を出すダメな若者たちが集まる安宿街。ここ、同じダメでもつまんねーダメという雰囲気の場所で、白人向けにケチャップのチャーハン出す店が軒連ねるみたいなさ。あんまり好きじゃないから基本的には行かないんだけど、昔はプッシャーがうろうろしてたカオサンが、今じゃお洒落なタイのカップルのデートスポットだというので、どんだけ変わったのか見に行った。まあ、食堂だったとこがバーガーキングになってたり、こ洒落たショッピングセンターみたいのができてたりしたけど、そーんなに変わったという程でもなかった。ただ、前は表通りとつながってた日本人宿の一角が、ビルができて隔離されて、さらに陰の気が充満してた。吹き溜まり。そこで「いやー俺はね食道楽だから」なんて大声で若いやつに語ってるダメジジイバックパッカーとかいて、うっわーキチーと思って走って逃げた。とはいえ、初めて旅に出てここに来たころのことなんか思い出して、おじさんちょっとおセンチになったりもしたけどね。
■で、お前仕事したんかよということですが、誰にいっても「仕事?遊び行くだけだろ?」と鼻で笑われる我が身の不甲斐無さが腹立たしいので詳細は略。昼間は汗だくで動き回っていたんだよ。
■頭にノリ貼ったみたいな頭してたからバカで組し易いと思われたようで、よくタイ人のおっちゃんに話しかけられた。そんな頭も、さっきお隣でアフターケア無料ということで、普通の丸刈りに直してもらってきたからおさらばだ。
■56kのアナログ回線でここ見てるカヌヒャン、今回は色々とありがとうございました。コップンカップノムヤイヤイクワイヤイ。
by bombayjuice
| 2004-11-12 21:54
| 雑記